自動車メーカーについては日ごろニュースでも触れる機会がありますが、鉄道車両についてはなかなか知る機会がありません。
宇都宮で新しい路面電車の路線が開通したというニュースもありましたので、調べてみました。
景気がいい業界とは言えないかもしれませんが、国土の広い国では貨物輸送の主役です。
SDGs的な観点からも注目かもしれません。
1位 中国中車(SHA:601766)
売上高:38,000億円
中国の国有企業です。
世界最大の鉄道車両メーカーですが、どちらかというと質より量で勝負しているようです。
売り上げの 90%以上 が中国国内向けで、今後需要が頭打ちになる見込みのため海外進出を狙っているとのこと。
ただ何年か前に中国の新幹線が脱線したニュース等もありましたので、海外進出も簡単ではないかと思います。
2位 シーメンス(ETR:SIE)
売上高:23,000億円
ドイツの有名企業です。色々なビジネスを手掛けているので、名前聞いたことある方も多いと思います。
世界初の電車を製造したメーカーであり、なんと3位に位置していたフランスのアルストムと合併しました。
欧州のシェアをほぼ握っていると言っていいです。
ちなみに日本では広島電鉄がシーメンス製の路面電車を採用しています。
日本国内ではここくらいでしか見られないそうですので、興味ある方は是非。
3位 日立製作所(TYO:6501)
売上高:5,500億円
日本企業が出てきました。
欧州にも輸出しており、現地生産も行っています。
ただランキングは3位ですが、売上高は1,2位とは大きく離されてしまっています。
自動車と同じく、鉄道車両もIoTやソフトウェアが大切なようです。
日本はこの辺苦手なイメージありますが、どうなんでしょうか。
中国は都市部の人口増加による地下鉄の延伸、発展途上国はまだまだ交通インフラの需要は多く、今後も鉄道車両業界は発展が見込まれています。
3%/年 成長率が見込まれる、という記事も見ましたが、どの国が伸びていくのでしょうか。
コメント