1年間の育休と資産形成の両立

1年間の育児休業を取得するとなると、避けて通れないのが「収入減少」への不安です。単に「1年間休める!やったー!」と手放しで喜べるわけではありません。

先日、仕事を引き継いでいた20代前半の新婚の後輩から「自分も1年休みたいです。コツを教えてください」と相談を受けました。しかし話を聞いてみると、収入が減ることを認識していない様子でしたので、「まずはお金についてちゃんとシミュレーションしなさい」と、現実を伝えておきました。

今回は、私が実際に計算してわかった育休中の「お金のリアル」について共有します。

育休給付金の仕組みと「手取り8割」のカラクリ

厚生労働省の解説ページは非常にわかりづらいです。わからないように書いてあります。

我が家のケースを簡単にまとめると以下のようになります。

  • 開始〜6ヶ月間: 賃金日額の67%
  • 6ヶ月経過後: 賃金日額の50%

これだけ聞くと「半分くらいに減るのか……」と絶望しそうになりますが、実は社会保険料が免除されるため、手取りベースで見れば当初は8割程度の収入が確保できます。

さらに、うちは夫婦ともに14日以上の育休を取得するため、当初の最大28日間は「パパ・ママ育休プラス」等の制度により、手取り10割相当になる期間もあります。

注意点1:ボーナスは「0」になる

忘れてはならないのが、給付金の算出にボーナスは含まれないという点です。ボーナスが丸々もらえない分、年収ベースで見ればかなりのインパクトになります。働いていない以上、当然ではありますが、ここを計算に入れていないと後で焦ることになります。

注意点2:振り込みまでの「タイムラグ」

給付金はすぐに振り込まれるわけではありません。私は2月初旬から取得していますが、2ヶ月近く経った今も、まだ初回の給付金は入っていません。数ヶ月分の生活費(生活防衛資金)をあらかじめ用意しておくことが、育休中の心の平穏に繋がります。

収入は減る。でも「NISA」と「思い出」は削らない。

収入は確かに減りますが、私はあえて以下の2点にお金を使うと決めています。

① 資産形成(NISAの継続)

今後のライフプランを考え、新NISAでの積み立ては今まで通り継続します。投資の基本は「継続」ですので、ここで歩みを止めないための資金繰りを考えました。

② 今しかできない「家族旅行」への投資

今年はせっかく時間が取れる貴重な1年です。家族とこれほど濃密に過ごせるのは一生に一度かもしれません。 たとえ多少の貯金を取り崩すことになったとしても、「思い出作り」には積極的にお金を使いたいと思っています。

「リタイアが1年遅れるかもしれない」というリスクはあります。しかし、今の30代での1年と、60歳を過ぎてからの1年では、体験の価値が全く違うと思うのです。

以外な支出の減少

一方で、支出面では嬉しい変化もありました。

仕事をしている時は、外回り先でのランチや、月数回の飲み会などで、意外とお金が出ていっていました。今はそれらが一切なくなり、基本は毎日3食自炊です。

「時間があるからこそ、自炊で健康的に節約できる」というのは、長期育休ならではのメリットだと感じています。

まとめ:育休は「家族」と「将来」への投資期間

育休は確かにお金の問題がつきまといますが、制度を正しく理解し、優先順位を決めれば、決して恐れるものではありません。

私にとってこの1年は、「稼ぐ」をお休みして、「家族との時間」と「将来の自分」に投資する期間です。同じように育休を迷っているパパさん、まずは一度、真剣にお金のシミュレーションをしてみることをおすすめします。

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